入局者の声Voices of Our Members
患者さんの社会的背景や人生観を大切にする
全人的な医療
S.W.
(イニシャル表記)
2024年卒
大分大学出身、医師3年目です。
大分県立病院で初期研修を2年間行い、そのまま県立病院で専攻医として働いています。
呼吸器内科を目指したきっかけは何ですか?
学生時代はコロナ渦の最中で、実習に制限がかかる時代でした。そのため呼吸器内科がどのような診療をしているのか全くイメージできていませんでしたし、気管支の分岐や胸部CT・レントゲンの所見など複雑で難解なイメージが先行していたため、どちらかというと倦厭していました。しかし、初期研修での呼吸器内科ローテをきっかけに内科へ興味を持ち始めました。スタッフにも患者さんにも優しい先生ばかりで、患者さんとじっくり長く向き合い、患者さんの社会的背景や人生観を大切にする全人的な医療に魅力を感じました。次第に学問的な興味が湧き始め、気管支鏡での枝読みや胸部CTの所見、日々アップデートされる肺がん診療にのめり込むようになりました。それが私のルーツです。

今後どのような医師になりたいですか?
呼吸器領域では根治が難しく、寛解状態の維持を目標とする疾患が多数あります。また生活環境や職場環境に起因する疾患もあります。その中で患者さんと長く向き合い、時に患者さんを取り巻く社会的背景に一歩踏み込んで関わっていくことが求められる場面があると考えています。医学的知識や経験をアップデートするのはもちろんのこと、そのような場面できちんと患者さんと向き合い、良好な治療関係を築くことのできる医師になりたいと考えています。
学生・研修医の先生へ一言
私は今市中病院で日々忙しい毎日を送っていますが、とても職場環境がよくのびのびと診療と生涯学習にあたることができています。呼吸器内科領域は感染症、悪性腫瘍、びまん性肺疾患、アレルギー性疾患 etc……と非常に疾患のカバー範囲が広く、まだ自分のやりたい分野が定まっていない研修医の先生には特におすすめの診療科だと思います。また学生の皆さんは、過去の私のようにイメージだけで選択肢を早いうちに絞ってしまうのではなく、様々な分野に興味を持ち初期研修でなるべく幅広い科をローテーションすることをお勧めします。予想だにしない診療科との出会いが待ち受けているかもしれません。呼吸器内科に興味のある方、また診療科選びに困っている方は、気軽に相談してください。お待ちしています。