新内科専門医・呼吸器専門医取得までCarrier
初期研修後の研修に関して
2018年度より新内科専門医制度が開始され、2016年以降に医師免許を取得した先生は新制度下での専門医取得となります。
大分大学医学部附属病院が基幹施設となり、連携施設として大分県立病院・大分赤十字病院・大分医療センター・新別府病院・別府医療センターなどの各病院と連携して研修を行います。
内科専門研修中に連動研修を組み合わせることで、最短で医師7年目に呼吸器専門医を取得することが可能です。
呼吸器専門医取得にあたり、J-OSLER-呼吸器での症例200例、病歴要約29編の登録を含め、以下の条件を満たす必要があります。
- ① 内科専門医の取得
- ② 呼吸器学会の会員登録(申請年度までの会費を支払う)
- ③ 喫煙者は禁煙
- ④ 3年間以上の呼吸器専門研修(連動研修を含めて)
- ⑤ 症例登録:全12疾患・病態を網羅し150症例+必須技術登録 50症例
- ⑥ 病歴要約:25編
- ⑦ 呼吸器病学関係の論文3編および呼吸器関連学会での発表3編(+呼吸器系および内科系学術集会や企画への参加:年2回以上)
- ⑧ 臨床呼吸機能講習会の受講(専門医試験受験年度以前の受講が必要)
- ⑨ 半年に一度の研修評価(自己評価、指導医評価、プログラム評価)
- ⑩ 施設が変わる前に転出・転入届け、施設が変わった後に指導医の変更
この中で、⑤症例登録・必須技術登録、および⑥病歴要約について詳細を紹介します。
基幹施設である大分大学医学部附属病院を中心に、関連病院においても幅広い疾患を経験することができます。
最短で専門医を取得した感想
R.H.
(イニシャル表記)
2016年卒
医局の先生方の指導により最短で新内科専門医・新呼吸器専門医を取得することができました。症例登録以外にも、発表や論文執筆の機会も豊富にあるためあまり苦労はしませんでした。また、私自身が大分大学医学部医学科への地域枠入学者であるためサブスペシャリティの専門医取得が大幅に遅れるのではないかと懸念していました。しかし、医局のサポートのおかげで最短で呼吸器専門医を取得することができました。専門医取得にあたっての大分大学を中心としたプログラムの強みとして、J-OSLER-呼吸器と専門医試験への対策が十分、発表や論文執筆の機会が豊富にある、医局のサポートが手厚いところだと思います。
*内科専門医・呼吸器内科専門医の修了要件などは適宜変更されますので必ず各自で日本内科学会・日本呼吸器学会のHPより最新の情報の確認をお願いします。