大分大学医学部呼吸器・感染症内科学講座

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地域枠の先生へForregional

※訪問診療先にて

専門医取得で
遅れをとるということはない

R.H.

(イニシャル表記)

2016年卒

地域枠でも専門医は取れますか?

 内科専門医はもちろんのこと呼吸器専門医も取得可能です。2018年度より新専門医制度が開始され、2016年以降に医師免許を取得された方は新制度での専門医取得となります。新制度では満たすべき修了要件が増えていますが、最短で専門医を取得したい場合には、個人の希望に最大限配慮して医局も調整してくれます。地域枠での入学であるからといって専門医取得で遅れをとるということはないと言えます。実際に私の場合も医局が勤務地など配慮していただき、最短で内科専門医と呼吸器専門医を取得することができました。

地域枠で呼吸器内科の診療はできるのですか?

 基本的には呼吸器内科医として勤務することとなり、呼吸器内科医として十分に経験を積むことができます。当講座の関連施設で地域枠卒業生として勤務する施設はいくつかあります。施設によって病床数やできる手技には若干の差はありますが、基本的には変わりません。経験できる症例は感染症、びまん性肺疾患、アレルギー、悪性腫瘍と多岐に渡り、手技に関しても気管支鏡検査や胸腔穿刺・胸腔ドレーン挿入などは行うことができます。
 私の場合は医師3-4年目、8-9年目を地域の中核病院で過ごしました。3-4年目は主に内科専攻医として呼吸器疾患のみならず他領域の疾患も十分に経験を積み、内科専門医取得に必要な症例を十分に経験できました。5-7年目は大学病院と大分市内の連携施設で研鑽を積み、8-9年目は再度地域の中核病院で呼吸器内科の専門医として勤務しました。専門医として外来診療・病棟管理だけではなく、感染制御チーム・抗菌薬適正使用チーム・呼吸ケアサポートチームとしても活動を行なっています。地域枠卒業生として複数の施設を経験しながら、十分に専門性を身につけることができたと思っています。

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